広い北海道に合った医療体制や制度の整備が必要だと思う

北海道の広さはライダーや農業を目指す人、アウトドアファンなどにとってとっても魅力的なようです。でも北海道の広さがマイナスに働くことも少なくありません。まあ原因は広さだけじゃないんですけどね。

例えばこんなニュースがありました。2007年に起きた医療ミスにより男児が重い障害を負った事故の示談が、このほど成立したそうです。札幌市内にある病院で腸管手術を受けた際に血糖値の管理が不十分で低血糖状態になり、重い脳障害を負ったのです。当時10歳未満だった患児が常時介護が必要になったため、道では先月上旬にミスを認め示談にいたったということです。

このニュースを見て思ったことは、必要な医療を提供できる体制を作ることや保つことの大切さと難しさです。

ちょっと話はそれますが、救急車ってどのくらいの範囲の病院まで搬送してくれるイメージを持っていますか?私、東京生活が長いので、私のイメージでは30分くらいだったんです。事故や病気で救急車を呼んだ時に、患者がいる場所から30分以内にある病院に搬送されるくらいの感じで思っていたんです。でも北海道って、1時間とか、それ以上かかる救急搬送って少なくないようなんです。いわゆる地域中核病院とか地域医療支援病院というのが点在していて、そこまでの距離が半端なく遠いところに住んでいる人がたくさんいるってことです。

これでわかることは、市部にある病院でも近隣の住民だけを対象に医療を提供しているのではなく、広範囲に及ぶ住民の健康を守っているということになるわけです。病院は物理的に受け入れられる患者数が決まってしまうわけですが、北海道の病院は設備的にも医師や看護師などのマンパワー的にも、常にフル回転。レッドゾーンに入りっぱなしの状態で回転させているように見えます。そんな中ではミスが起こる確率も高まりますし、医療スタッフのプレッシャーやストレスも高い状況が続くんじゃないでしょうか。

医師離れ、看護師不足をストップさせるような対策にはお金もかかりますが、地方交付税の支給遅れがあったり益々大変な状況ですが、なんとか早く良い状況にできるよう頑張って欲しいと思います。ちなみに北海道の正看護師数は約5万人だそうです。でもおそらく看護人員管理7:1で運営できている病院は少ないと思います。